BD-1はローギア時にチェーンがヤバいくらい斜めになるというふうなことをよく書かれていますが、リアの設計が微妙に異なる初期型だとこれがもっと酷いんですよね。具体的にはフロントのチェーンラインを56mm(多くのBD-1は50mm)とかにしないと、チェーンリングガードがスイングアームに接触して折り畳めないという。
8速→7速に戻せば多少これがマシになる(前後のチェーンライン差が3.5mm1.75mm縮まる。はず)というのはわかっていたので以前からやろうやろうとは思っていたんですが、よし梅雨の間にやってしまおうとこのたび決意した次第です。
で、7速化にあたって唯一問題になったのがスプロケットの選択。シマノが現在販売している7速用カセットスプロケットは
- CS-HG41-7 11-28T
- CS-HG200-7 12-28T
- CS-HG200-7 12-32T
以上。
トップギアを取るとローギアを捨てなきゃいけないし、ローギアを取るとトップギアを捨てなきゃいけない。ギアが7枚だと「11-32T」や「11-34T」は難しいのか……?
しばらく調べていると、過去に7速用11-34Tが存在していたことがわかりました。1999-2009年ごろに販売されていた「NEXAVE T300」というシリーズの「CS-HG50-I」。当然ながらすでにディスコンになっていて入手は困難。ヤフオクみてもメルカリみても、影も形もない。ですよねーと天を仰ぎかけましたが、なんとヤフーショッピングでアウトレット品を発見。それもめちゃ安い。おお。
(おそらく)7速用カセットスプロケで唯一のメガレンジ 11-34T。公式に互換性があるとされているリアディレイラーは「RD-T300」のみですが、所詮シマノのHGスプロケ、普通に使えそうですね。