名前だけは知っていた『エコエコアザラク』

昔、なにかの雑誌の記事(おそらく菅野美穂さんか吉野公佳さんのインタビュー記事のプロフィール)でこの独特のタイトルを目にして、「エコエコ」「アザラク」(アザラシっぽい)の響きから何かこうほんわかしたものを勝手に想像していたんです。漠然と。

まだ「これ気になるな、検索してみよう」とはいかなかった時代。レンタルビデオも利用していなかったし、結局その8文字のタイトル以外の情報は何も知ることなく時は過ぎていって……。

あれからウン十年。マンガアプリ・ゼブラックの中を適当にうろちょろしていたところ、突如目に飛び込んできた『エコエコアザラク』の文字。ん、エコエコアザラクって漫画が原作だったのか。いやしかしこの表紙は思っていたものとはずいぶん。

いちおう試し読みしてみましたが表紙に違わずモロにホラーですね。

ああ、長い間抱いていたイメージが思いきりバリーンと叩き割られた感じ。ふんわりほんわかしたエコエコアザラクなんてこの世に無かったんだ(たぶん)。

実写版がこちら。まあフツーに観てみたくはあるな、なんて思って調べてみたら配信無し&DVDには結構なプレミアが付いているらしい。

黒ひげ危機一髪の構造

shonenjumpplus.com

現在放送中のアニメ『姫様"拷問"の時間です』の原作漫画を読んでいて、そういえば黒ひげ危機一髪の樽の中がどういうふうになってるんだか考えたこともなかったな、もしかするとこういう感じかなとぼんやり頭に浮かべながらググったんですが、いやあシンプルにできてるんですねえ。

黒ひげ危機一発ゲーム 必勝法』
https://kurohigehisyouhou.web.fc2.com

しかしこうして中身を見てみると、その穴がアタリかハズレかを見極めるのにエクスの言う「常人ではわからぬような微小な感触」なんてのはべつに要らん気も。実物はどうなんでしたっけ。

久しぶりにケイゾクを観る

じつに放送当時1999年以来の視聴ですよ(DVD1巻だけ持っていたのでそれに収録されていた1、2話は除く)。

いま見ると事件のトリックにはかなり強引なものがあって、たとえば3話ではマンションフロアの突き当りにある巨大な壁、その手前にもう1枚可動式の壁をぴたりはめ込んで最奥の部屋とその手前の部屋とを誤認させるというのがあるんですが、いやいやそりゃあないだろうと。

でもまあケイゾクの魅力ってあの独特のキャラクター、雰囲気、演出、カメラワーク、そういった部分が大きいんですよね。こんなの多感な中学生が見たらそりゃハマるわ。

最終回11話のラストには劇場版予告。ビルの屋上で柴田が「私は2度は死ねません」と言って首をかしげるシーンは見た瞬間に「あー、これこれ」という感覚が湧き上がってきて、たぶんここ当時ビデオに録画して何度もリピート再生していたんだと思います。

劇場版も当然見に行ったものの、もはや記憶にあるのはギャグシーンで前の方に座っていたカップルが声出して笑っていたことのみ(ぉ