カシオQV-2000UXにオリンパスC-2000ZOOMのレンズを移植する

最近の主力カメラ、QV-2000UXのレンズが曇っていて(写りには影響が無くとも)なんか気になる、勝手にポップアップするストロボも不要だからなんとかしたい。そんなわけで、同じレンズを搭載しているいわば姉妹機種のC-2000ZOOMとともに分解、レンズの移植手術を行ってみました。
QV-2000UX_1 QV-2000UX_2
こちらが今回の患者さん、QV-2000UX。世に出たのは10年前ですから20世紀のデジタルカメラですね。レンズは、「OLYMPUS」とは刻印されていないものの、見た目からも仕様からも明らかに同じものを搭載。ホワイトバランスはマニュアルで取れるし、ボタンのレスポンスもきびきびしていて良い。スマートメディアを採用したオリンパスと違って記録メディアにも困らないし、まさに隠れた名機だと勝手に思っています。

分解にあたっては、はんだ付け4箇所を外す必要あり。ポップアップストロボは、機構を成しているバネをペンチで引き抜けばOKでした。
C-2000Z_1 C-2000Z_2
そしてこちらがドナーである、C-2000ZOOM。数年・数代にわたって継承されていった形状だけあって、程よくまとまったカメラらしいボディですね。対してソフト面はというと、ユーザに任される機能がほとんど無いシンプルなデジカメで、これはさすがカシオさんというべきでしょうか。

分解にあたって、特に難点は無し。
QV-2000UX_3 QV-2000UX_4
一時間ほどで手術終了。「OLYMPUS」の銘があるかどうかというだけで同じ作りのレンズなんだから当たり前といえば当たり前ですが、正常に動作しているようです。ちなみに後のQV-3000EXでは誇らしげに「CANON LENS」と書かれていたりして。ふしぎ!