と聞くと、なんとなく「バブリー」なイメージしか持っていませんでしたが、このユーノス・ロードスターに限って言えば、色々な制約、割り切りから生まれた車だったんですね。
80年代後半の当時、マツダは車種拡大を目指して動いており全社的に開発人員が不足、比較的小規模なライトウェイトスポーツ(=ロードスター)プロジェクトの方に回される人数は最小限あるいはそれ以下だった。部品はできるだけ軽く、安く上がるようにと既存の物を会社からかき集めてきて試行錯誤。ステアリングの調整機構等、人間の適応力でなんとかなる部分は思い切って省略した、などなど。
元開発者の方々が書かれた記事がほとんどなだけあって専門的な話がわりと多め。機械に強かったら、もっと楽しめたかもしれません。
マツダ/ユーノスロードスター―日本製ライトウェイトスポーツカーの開発物語
- 作者: 平井敏彦,小早川隆治
- 出版社/メーカー: 三樹書房
- 発売日: 2006/08
- メディア: 単行本
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