Sの扱い

ブログサービスで有名なSeasaaは「シーサー」と読むらしくこれまで「シーザー」と脳内変換していた自分はちょっと恥ずかしい思いをしているのですがそれはさておき。
先週末たまたま『The Inside Line』という海外のF1紹介番組をみていて、「向こうの人はチーム Sauber をサウバーと読んでいるのに、なんで日本語字幕ではかたくなにザウバーなんだろう」と思ったのです。調べてみると、ドイツ語では母音の前の「S」がザジズとにごるんだとか。たとえば、ドイツの音響機器メーカー Sennheiser の読みについて英語圏の人たちが語っているスレッドを読んでみると、この Sennheiser を英語的に発音すれば「センハイザー」、ドイツ的に発音すれば「ゼンハイザー」になる、と。Sennheiser の日本法人はゼンハイザージャパン、Siemens の日本法人はシーメンスウィキペディアによるとドイツ語読みでは「ズィーメンス」)、企業によってどちらを採用しているか、まちまちなのが面白いですね。
「ス」と「ズ」といえば、ちょいと話はずれますが、大学でロシア語を専攻していることで有名な声優・上坂すみれさんが当初、ラジオ番組で「Здравствуйте」の最初の「ズ」を「ス」と読んでいるのが気になって気になって、いつ頃からか「ズ」に変わって「そうだよねやっぱりズの方だよね」と一安心したのですが、あれは何故だったんだろうと今でもたまに思い返したりします。
でもあれですよね、こういうのってドヤ顔で突っ込み入れると案外誤用でもなかったりするケースが少なくないのですよねえ。たはは……。