昨年102歳で亡くなられた日本サイクリング界の重鎮、鳥山新一さん。1919年生まれということはこの表紙の時点で76-77歳(!)のはずですが、記事中の写真みると腕も脚もがっちり太くて驚きました。
同時期発売の『驚異のバイコロビクス』によれば(図書館で借りて読んだのでうろ覚えですが)このころでも駅の長い階段を一段飛ばしで登るの余裕だったそうで、なるほど納得。
雑誌『シクロツーリスト vol.1』(2010年)にインタビュー記事が掲載されたのはこれから約15年後のことです。
本の内容は中高年向けながら、たとえばシートポストがスムーズに上下するかどうか=こういった規格では厳密に定められていないような部分の加工にも気を配っているメーカーは信用できますぞ、的な鳥山さんおなじみのお話、知らない方にとっては目から鱗だと思います。あとこの世に自転車本数あれどブリヂストン・グランテックの写真がこれほど多く使われている本はまず他に無いと思われるのでグランテック乗りの方はぜひお手元に一冊(笑)。
# ちなみにグランテック、設計にずばり鳥山新一さんが関わっているという話もあったりして。ほんとですかねえ。
過去の一部モデルを除くと小径とはいい難いけれど、ブリジストンのグランテックと、その流れを組むシリーズなんか、折りたたみでフルサイズフレームの8段変速。鳥山新一さんが設計に関わっただけあって、あの時代にクロスバイクに近いコンセプトのサイクリング車を完成していたの凄いよなー。
— 高橋「ホーキング」けんじ(CV:高橋けんじ) (@Q47SM9) 2019年2月13日